Tenri PTA Federation

会長挨拶

ご挨拶

令和7年度 会長挨拶

「つながり」を大切に、「参加して良かった」と思っていただける市PTA協議会を目指して

天理市PTA協議会 会長 宇埜知子

皆様におかれましては、日頃より天理市PTA協議会の活動へのご理解とご協力を賜りまして、誠にありがとうございます。令和7年度天理市PTA協議会会長を務めさせていただくこととなりました、宇埜(うの)知子と申します。

私にとってPTA活動とは「つながり」です。PTAの用事で学校へ行くと、子ども達が「何しに来たん〜?」「この人知ってる!」と話をしに来てくれたり、先生方が「いつもありがとうございます」と声を掛けてくださったり、地域の各種団体さんの会合に出席すると、「熱心に来てくれるね!」と言ってもらえたり、たくさんの方々に顔を覚えてもらえて、色んなお話をすることができます。これまでのPTA活動が、私とたくさんの方々をつなげてくれました。

そんな私だからできること。つながりを大切にして、家庭・学校・地域・行政と協力する。そして子ども達がなりたい自分に出会え、伸び伸びと自己実現をしていける、そんな学校・地域づくりを目指していきたいと考えています。

私は長年PTA活動に携わってまいりましたが、決して「PTA大好き!」というわけではありません。PTAはとても良い団体なはずなのですが、長年をかけて蓄積された課題が足を引っ張り、PTA本来の意味が失われつつあると感じます。

本来は多くの意義があるにも関わらず、しんどい思いをしながら「1年だけ…」と我慢して役員活動に携わる方が多い現状。そして1年だけの役員活動では、ようやくPTAがどんなものか分かってきた頃には任期が終わりになってしまうため、活動を改善をしていくのは難しい。ただ活動を縮小していく、行事をやめていくだけでは、子ども達に不自由な思いをさせ、学校に負担が掛かってしまう場合もあります。PTAとつながっている様々な団体、PTA組織の中を知らなくては、本当の改善、根本の解決にはなりません。しんどい部分をできるだけ工夫や整頓で軽くして、大切な部分は残していけるようにできないか。そう考えてずっとPTA活動に携わってまいりました。

昨今、PTA不要論が唱えられ、県や郡市村PTA協議会から脱退する単位PTAもあります。天理市PTA協議会としても存在意義が問われる中で、どのように活動をしていくべきか。今年度の市PTA協議会の活動方針として2つ、挙げさせていただきたいと思います。

1つ目は、単位PTAの皆様の活動をサポートする、ということです。例えば、市PTA協議会常任委員会である広報委員会では、市PTA広報紙の作成をやめ、単位PTAの広報活動に専念していただけるようにしております。昨年度は各単位PTAの広報紙作成における課題や工夫を共有し、その年度の役員の方々に合った広報活動を行うためのノウハウを話し合いました。他の委員会においても、このように単位PTAの皆様の活動をサポートできる試みをしていきたいと思います。

そして2つ目は、市PTAだからこそできる活動をすることです。幼児教育委員会で行っている「あつまれ幼稚園」につきましても、天理市の子ども達が園の垣根を越えて一堂に集まることができるのは、市PTA協議会だからこそだと思います。単位PTAの規模では難しい事業であっても、市PTA全体で協力すれば実現できる活動がいくつもあります。

このどちらの方針を進めていくにしても、皆様の貴重なお時間をいただかなくてはなりません。しかし皆様に「市PTAの活動に参加して良かった」と思っていただけるように、活動の意義を感じていただける内容にするべく、ご意見をいただいて話し合い、お知恵をお借りして試行錯誤しながら、今後も皆様と協力し、活動を進めてまいりたいと思います。

最後になりましたが、子ども達が伸び伸びと自己実現をしていくためには、市行政の皆様、地域各種団体の皆様、学校職員の皆様、保護者の皆様のご協力が必要不可欠です。本年度も天理市PTA協議会に、皆様のご理解とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

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